「新入社員として働くことになったけど、緊張するなぁ・・・。ちゃんと仕事が覚えられるといいけど。なにか働き始める前に知っておいたほうがいいことってあるのかな?」
こんな疑問に応える記事です。
私事ではありますが、近々新入社員が来ることになっています。上記のようなことを新入社員のときに思いましたので、いままでの経験や、読んだ本、出会った人から聞いたことなどで印象に残ったものを紹介します。
主観的は内容もありますが、もし「これ使えるな」と思うものが1つでもあれば幸いです。それでは紹介していきます。
※私はいままで小売業で働いてきたので、経験上小売的な内容が含まれます。ご了承くださいませ。
できること・知ってることが増えれば仕事は楽しくなる
当たり前ですが、新入社員は会社の仕事について何も知らない状態で入社します。できない、知らない状態は受け身になるしかないので仕事がつまらなく感じやすいです。仕事の自由度がないと窮屈に感じますからね。
つまりその逆で、「できること・知ってること」が増えてくると、仕事の自由度も増えて楽しくなってきます。
例えばある一つの仕事に対して1〜10まできっちり説明されて、「そのとおりにやれ」と言われても面白くないですよね。
ですが、「できること・知ってる」ことが増えてきて、ある仕事を任されたとき1〜5くらいまでは概要として伝えられて、後は「あなたの思うようにやってみて」って言われたらどうですか?
全部「このとおりにやれ」よりは退屈しなくて済みそうじゃないですか?
「できること・知ってることが増えても楽しくならなかったらどうするんだ」という声がありそうですが、そんなこともあると思います。
そんな時はもっとその仕事に対して知識を得る行動をしてみるのもありかと思います。増えてきたつもりでも、まだまだ増やせる余地があって、勉強して理解できれば楽しくできるかもしれないからです。
もしくはその仕事がそもそもあなたに合わない可能性もあります。すぐに結論付けるのが良くないですが、やってて楽しくない、ましてや苦しいとかなら部署異動や、転職を考えるのも一つの選択肢かと思います。
いずれにしても、「知らない・わからない」という状態は人にとってあまり良くない環境です。そこから一つづつ仕事を覚えていって、「知ってる・わかる」ものが増えていくと仕事は楽しくなっていくものですよ。
本を読む、勉強する
新入社員として働き始めはプライベートも疲れてしんどいと思うけど、余裕ができてからでいいので本を読んで勉強することをおすすめします。
なぜなら日々の業務で学べることもたくさんあるけど、仕事上のことがメイン。仕事以外の知識がつきにくいからです。
また仕事は慣れてくるとルーティン化して、あまり頭を使わなくてもできるようになります。そうなると新たに得られる知識というものは減ってきてしまうでしょう。
幅広い知識を浅くでも持っておくことは、会社だけでなく社会的な価値を高められることにも繋がります。
例えば商品の知識だけでなく、接客時のコミュニケーションスキルや、いまSNSではやっているものが何かを調べる、売上、利益など会計の知識、などです。
思いついたのがこんな感じですが、いまの仕事に全く関係のない、他に興味のあることでもなんでもOKだと思ってます。
日々の業務につながらないことまで学んでいる余裕はない、休日はプライベートを充実させたいと思うかもしれません。
ですが日々積み重ねてきたものが後々役に立つことは必ず出てくるものです。点と点はどこかでつながって思いもしないところで役に立つと私は考えています。
休日をプライベートで充実させるのも全く問題ありません。「余暇の1割」だけでいいので本を読んだり、You Tubeで無料セミナーを見るなどしてみましょう。
普段仕事や移動時間、家事などを除いて自由に使える時間が少なくとも1日3時間はあるとしましょう。3時間=180分の1割でだいたい20分くらいです。
1日20分くらいなら本を読む時間を確保できそうじゃないですか?
この時代は会社での価値もそうですが、社会全体としての価値を求められていると思っています。いつ何があってもいいように幅広い知識は身につけておくと後で必ず役にたちますよ。
他人に聞く前に自分で調べられることは調べる
仕事でわからないことがあったとき、お客様から商品についてたずねられて答えられなかったとき、などいまの自分にわからなくて困ることが多々あると思います。
そんなとき他人に聞くのも悪いことではないですが、自分で調べられることであればまず調べましょう。
「他人に聞く」という行為は他人の時間を「奪う」行為になるからです。時は金なりというが、時間=金ではありません。失った時間はお金ではとりもどせません。
いまはとても便利な時代なので、だいたいのことはググれば答えが見つかります。まずはググりましょう。
中にはググっても答えが出ない、調べてもわからないなんてこともあると思います。特に会社内部のこと(その会社のマニュアルとか)をググったってさすがに得られるものは出てこないと思います。
自分で調べてもわからない時は遠慮せず聞いてOK。「調べてみてもわからなかったので教えてほしい」で問題ありません。
まずは自分で調べてみましょう。最初は調査に時間がかかることかもしれません。ですが後々のことを考えると自分で知ってることが増えればそのほうが仕事は早くなります。
その考えも持ちつつ、いつまでもわからないのに調べつつけるのも時間の無駄なので、「5分調べてもわからなかったら聞く」とかで線引をはっきりさせておきましょう。
心配事の9割は起こらない
自分が思う心配事、不安なことはだいたい起こらなかったりします。先のことなんて予想したって誰にも当てられないからです。
相談したら起こられるんじゃないか、声をかけたら嫌がられるんじゃないかなど人間ネガティブなことを考えるのが得意な生き物ですが、本当にそんなことが起こるかどうかなんてやってみなければわかりません。
逆に「相談してくれてありがとう」と感謝されるかもしれませんよ?
心配事が的中したらどうするんだ?と思うかもしれません。声をかけて「今忙しいから後で」とそっけない返事をされるかもしれません。
個人的には先輩、上司は新入社員には気を遣ってほしいものですが、本当に忙しいときもあるでしょう。
断られたり嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、新人のうちはそれも成長のための糧。精神論に聞こえるかもしれませんが、めげずに出直してみてください。
先ほども述べましたが人間はどちらかというとネガティブなことを考えるほうが得意な生き物です。あらゆることでネガティブなことを想像して、それが全部起こるかもと身構えているとしんどいですよね…。
「心配事の9割は起こらない」を時々思い出して、気楽に過ごしましょう。何が起こってもだいたいのことはなんとかなりますからw。
先輩、上司も人間
最初の頃は先輩、上司はなんでも知っていて「完璧」に見えがちです。もしくは大げさにいうと完璧でなきゃいけないとか。
ですがそんな先輩、上司もあなた同じ一人の「人間」です。絶対的に完璧ではないですし、間違えるときもあります。
例えばチラシの商品の発注数量間違えたり、パート・アルバイトのシフトを間違えたりとかですかね。
「こんなこと上司が間違えるの?」と思うこともあるかもしれませんが、あなたの上司が受け持っている仕事はあなたが思っている以上にかなり多いです。
色々なことを考えながら仕事をしている上司も、ミスができないプレッシャーの中仕事をこなしているのです。もし上司がミスを犯しても可能であれば多めに見てあげてほしいです。
教える立場の人が間違っていたら困る、部下の成長に支障をきたす、とか思う人もいるかも知れません。そう思う人はその上司を反面教師にしてしまいましょう。
なぜその上司がミスるのか、その原因と思われることを客観的に観察して自分が同じミスをしないようにしてみましょう。
人には得意不得意がある。あることは教えるのが得意でも、別のことでは不得意だったりする。それはあなたもそうでしょうし、周りの他人もでしょう。
先輩、上司だけでなく一緒に働く人のダメなところを、揚げ足取ってバカにしたりすることは絶対にしてはいけません。あらゆる仕事は自分ひとりだけではできないので他人を大切にしましょう。
まとめ
この記事をまとめます。
- できること・知ってることが増えれば仕事は楽しくなる
- 本を読む、勉強する
- 他人に聞く前に自分で調べられることは調べる
- 心配事の9割は起こらない
- 先輩、上司も人間
新入社員として職場に向かうのはとても緊張することと思います。緊張してる中初めて合う人達と、初めて過ごす職場で、初めてやる仕事は心身ともに大きな負担がかかります。
最初の頃はとにかく「流れに身を任せ」ましょう。特に4番目の「心配事の9割は起こらない」は私も出社前に常に思っていることでもありますw。
この記事が新入社員として働く方の少しでも支えになれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。
※精神的にも肉体的にも少し疲れが出てきた時は「体操」をしてみるのがいいですよ。緊張もほぐれて頭もスッキリします。下記の記事でラジオ体操ついて紹介していますのでよろしければどうぞ!